個展「ピンホール・ふなばし」 レポート


   1. 日時 と 場所
 
   2. 北井一夫氏序文  
 
   3. ごあいさつ(00.11.21)
 
   4.個展オンラインギャラリー
 
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1.日時   2000年11月21日(火曜日)から26日(日曜日) 11時から19時 (最終日は16時まで)

  
  場所   東京写真文化館 5階 STAGE  東京都港区赤坂3―9―1 紀陽ビル内
          TEL 03-3505-2335         地図をご覧ください
 

       



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北井一夫氏序文


林敏弘の写真は、いつも不安定に揺れ動いているようで、近くで大写しにしているのだが遠くにぽつんとある物のように見える。それに、ゆっくりと流れる日常の時間を感じさせる、どこか不思議な写真なのである。 そういう印象は、ピンホール写真ということだけではなく、「自然と人間行為の混在、都会と田舎の平衡を保つ危うさ」に惹かれて撮るという林が、すでに自身に備えた写真家としての資質からくるのだと思う。 日常と今という不安定さの周囲を不安定に動きまわりながら、林は10年以上も不思議な写真を撮りつづけている。

 

北井一夫 (第1回木村伊兵衛賞受賞作家)


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個展あいさつ文


『ピンホール・ふなばし』
 -Boundary of the city- 「都市の境界」

生まれた地であり今も暮らしている、船橋とその周辺で、家から自転車で往復可能な範囲の風景です。

毎日通る道で撮った風景もあります。見慣れているのに、なぜか飽きません。この土地の持つ、「boundary」=「境界的な風景」をモノクロームで撮りました。境界とは、都会と田舎の境界、自然と人工物の境界、そして、調和と混沌との境界という意です。私たちをとりまく、現代の微妙な、危ういバランスを感じていただけたら幸いです。

すべての作品はピンホール(針穴)カメラで撮られています。ピンホールには、独特な光の素直さと柔らかさがあります。一枚撮影するのに手間も時間もかかります。だからこそ、対象との対話が十分にできるのです。また、露光時間が長いので、時の流れが一枚の写真に凝縮されます。普通のカメラでは撮影時、シャッターを「切る」といいますが、ピンホールカメラの撮影は、じっくりと光を「ため込む」作業です。

そんなピンホール写真に惹かれて、撮りためてきました。どうぞ、ゆっくりとご鑑賞ください。

2000年11月

  林  敏 弘

 

 

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